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執筆者の写真早大劇研20新歓

特別編早大劇研配信企画2020『おさまる』脚本演出 奥泉 独占インタビュー|新歓インタビュー企画『劇研の声』


『劇研の声』特別編、早大劇研新歓企画2020脚本演出独占インタビュー2回目となる今回

のゲストは、『おさまる』脚本演出の奥泉さんです!


~早大劇研配信企画2020~

豪華3本立て新歓企画!
劇研に興味をお持ちの方、必見!
動画配信は約2週間おき。

※詳細は早稲田大学演劇研究会Twitterにて

奥泉 単独インタビュー


自分が喋りたいセリフを目指した

-奥泉さんは脚本を務めるのは初めてですよね。もともと興味はあったんですか?

脚本への興味はみんなあるんじゃないって思います。漠然とした既存の形に則った表現ってみんな何かしらやりたいと思っているんじゃないかと。俺もその一人。でもやる機会はめったにない。

今回の企画は良い機会だったので脚本に名乗りを上げました。

-脚本をやった感想は?

脚本家としての第一歩みたいな感じではないんですよ。役者として自分が喋りたいセリフ、聞きたいセリフだけ書いた。

人の書いた脚本を読むときは最初そのセリフが腑に落ちてなかったとしても最終的には自分に落とし込んで成立させる過程があるのに対し、今回は自分が喋りたいセリフを目指して何回も書き直しました。いつもと順序が逆なので時間的にぎりぎりにはなってしまったんですけど。

早大劇研配信企画2020『おさまる』撮影編集:月館森


-脚本づくりで苦労した点は?

1ページって一瞬なんだなって思いました。ここはこういうことかなとか流れとかめちゃめちゃ考えて書いたのに読み合わせはすごいあっさり終わったので思ってたんと違うってなった。1ページ1分くらいですかね。

思ったより時間はかかりました。当時M-1のネタも考えてたので大変でした。

―演劇と漫才との違いはありますか?

どちらも形式があるものなのである程度の傾向はあるかもしれませんが、結局書いた人によって全部違うのかなと思います。分けなくていいんじゃないですかね。


 この人が演劇をやめる前にもう一度俺の好き勝手に怒られたい

―どのようにキャスティングをしましたか?


はじめから劇研内の露と枕じゃない人で二人芝居をやることは絶対と思っていて、当時遠藤沙耶が俺の中でマイブームになっていたので遠藤さんに即決しました。

遠藤沙耶 早大劇研配信企画2020『おさまる』撮影編集:月館森


―遠藤さんの魅力は?

先輩である遠藤さんには二年前に一回だけちゃんと怒られたことがあるんです。

物腰が柔らかい方なのでそれまでは舐めてる自分もいて、だからこそ結構びびっちゃって。忘れられないエピソードの一つですね。

この人が演劇を辞める前にもう一回俺の好き勝手に怒られたくて声をかけました。

「奥泉の実態」になった

-今回は配信公演でしたね。配信にあたっての工夫はなにかしましたか?

一切していません。最終的には映像作品寄りになりましたが、それは撮影編集がつけた演出で、俺自身は何もしていません。

そもそも脚本家や役者は表現媒体のことを気にしなくていいと思っているんですよ。

―撮影編集までひとつの作品ということでしょうか?

ちがいますね。脚本は脚本だけで既に作品で、役者が演技をしたらそれも作品、演出家が演出を加えたものもさらに作品、さらに撮影をして編集したからそういう作品になったということです。

-本作品のテーマ、みどころを教えてください!

喋りたい・聞きたいセリフに重点を置いたので、元々テーマもへったくれもありません。あるとすれば、ある意味「役者主義」みたいな部分はあるかも......。見所としては、それこそ言葉のやりとりなのですが、むしろ本当は「喋ってないこと」を大切にしたかったなぁって。結局そんな風にはなってないかもだけど。

最終的には「奥泉の実態」みたいな感じになってるのかもしれません。

奥泉 早大劇研配信企画2020『おさまる』撮影編集:月館森


―読んでくれた人にひとことお願いします!

見ても嫌いにならないでください。



奥泉さん、ありがとうございました!次回も『早大劇研配信企画2020』内の別作品の脚本演出に話を伺う予定です!お楽しみに!



奥泉(おくいずみ)


早大劇研配信企画2020『おさまる』の脚本演出を担当。早大劇研では今年度エチューダー(新人担当)を務める。

自身が所属するアンサンブル露と枕の全作品に参加。主な出演作に早稲田祭2018どらま館企画『頼むから黙ってて』、モミジノハナ旗揚げ公演『粗末な人たち』、たまの民プロデュース公演『半神』など。



『おさまる』


<脚本・演出>


奥泉


<カテゴリー>


会話劇、ワンシチュエーション


<作品紹介>


どうしようもないなぁ。ほんとに。


<キャスト>


遠藤沙耶


奥泉


<スタッフ>


撮影・編集


月館森


協力


早稲田大学演劇研究会


 

【早大劇研2020年度新人募集】

18歳以上。

大学、所属、経歴、一切不問。

今年度新人訓練は10月25日スタート。新人試演会は2月21日。(変更しました。)


最新情報は公式Twitterで公開。

新歓イベントや新人訓練等の詳細は今後の新歓スケジュールページにて。


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