top of page
検索
執筆者の写真早大劇研20新歓

劇研の声|音響・制作経験者×照明経験者【対談編vol.6】


2021年度早大劇研新歓インタビュー企画『劇研の声-対談編-』、第六回は「音響・制作経験者×照明経験者」。


劇研員対談 「音響・制作経験者×照明経験者」



今回は音響・制作経験者である、川合凜 (かわいりん)さん〈タイトル写真右〉と照明経験者である、佐久間喜望(さくまきの)さん〈タイトル写真左〉にお越しいただきました。2019年度に入会し、スタッフも経験してきたお二人に新人訓練やスタッフワークについて話を伺いたいと思います!


劇研の変化

―2019年度の新人訓練(←以降、新訓と表記)と2020年度の新訓は違った?

凜 だいぶ違うよね。


喜望 うん、だいぶ違うと思う。まずコロナになったっていうのがめちゃめちゃ大きい。だから、例年と違って2020年度の新訓は夏じゃなかったじゃん。でも、自分たちの時は夏で、汗だくだったじゃん。


凜 (2020年度の新訓は)逆に寒かったもんね。


喜望 そう。寒かった。夏場だと、舞台上に水たまりができる笑


凜 ほんとにサウナみたいなね。逆に去年は寒いっていうしんどさがあってさ、体が固まっちゃう。


喜望 そう、一回新訓中に(舞台上に)上がったんだけど、アップとタルエダ(←どちらも稽古メニューの中の1つ)やった後に、ゼロ歩行(←身体稽古の中の1つ)やるじゃん。足さ、凍っちゃって、真っ白になちゃってて笑 舞台上で温まって、(舞台上から)降りたらコンクリートだから、めっちゃ冷たくて。


凜 裸足だとね、だいぶしんどいよね。


喜望 そう、その辛さはあったなーっていう。


凜 あったね。


喜望 だから正直20(←2020年度入会者)は19(←2019年度入会者)よりも辛いゼロ歩行やってたと思う。


凜 例年と違うこと多くてさ、異様な雰囲気だったよね。思いがけないこともいっぱいあったけど、おもしろかったなー、見てて。


喜望 おもしろかったよね。ほんとに。


凜 おもしろかった。


喜望 人数も多いし、かつそれでいてみんなエチュードとかおもしろい。なんでそんなできるん?ってなってたな。


凜 そうなんだよね。この時期にいい人たちがね、こんな集まって不思議な気持ちになった。


喜望 なんかね、今逆境に立たされてるじゃん?演劇界隈って。だから人数減るのかなって思ってたらめっちゃ入ってきて。反動なのかな?って。


凜 逆にやりたくなっちゃったのかね。


喜望 かな?ちょっと聞きたいところなんだよね。やっぱね、雰囲気の違いは人数の差といい、コロナだったからっていう、異例が重なったっていうのがあるんだろうね。


 そうだね。20はさ、すごいみんなで助け合うよね。


喜望 それめっちゃ思った。


 助け合いがすごい。19は一人一人がお互いを敵視してガンガンにやってた感じだったけど、20はそういうのもありつつ、ちゃんと助け合ってコミュニケーションを取って、いいとこを補い合っているから、それがすごい集団としてもうまくいってるなっている感じがする。


喜望 19はね、「お前より私が面白い」っていう雰囲気がずっと強かったからね。


 やっぱり演劇ってさ、コミュニケーションをちゃんと取ることができる人の方が強いからさ、そういうのは大事だなぁって。


喜望 大事だよね。見習います。


 見習おう、そこは。


喜望 そこは見習います。



―2019年度から2021年度のお試し稽古の違いは?


喜望 2019年度と2020年度はめっちゃ違ってて、2020年度と2021年度はそんなに変わらない気がする。でも、そうだ、19と20は違ってはいるんだけど、エチューダー(←新人担当)が一緒なんだよね。


 あー、そうだ。


喜望 エチューダーが奥泉さん(-劇研の声対談編vol.1に登場-)で、だからそこは奥泉さんの色、「俺が1番おもしろい。お前もおもしろいけど、俺の方がおもしろい。」っていう自分至上主義みたいな、みんなその色の中でやってるってところは共通してるかな。


 うん。


喜望 だけど今年度は田中遼太郎(-劇研の声対談編vol.4に登場-)っていう同期の人が担当してて、田中遼太郎はおもしろさ絶対主義の人間だなぁっていう感じだけど、なんかね、遼太郎の雰囲気って結構不思議だよね。柔らかさがある。


凜 そうだね、柔らかさ。すごいストイックなんだけど…


喜望 そうそう、ストイックではあるよね。


 ストイックではあるけど、柔らかい。常に、おもしろい存在になろうとしてるからっていうのもあるんだろうけど、独特。


喜望 奥泉さんは近寄りがたいって感じだったけど。結構遼太郎は接しやすい感じがあると思うから、その辺はうまいこと人とコミュニケーションを取ってっていうのができるんじゃないかなっていうことは思うかな。


 ひたすらにおもしろさをストイックに追求する集団になるのかなって、ずっとふざけてるような集団になればいいなって思う、いい意味でね。


喜望 ほんとそうだよね。



―19から見て、今の劇研に変化はある?


喜望 すごいあるね。


 すごいあるよね。どんどん違う集団になってきてて、いいところは残しつつなんだけど、どんどん変わってるよね。めまぐるしい。1年前と全然違うよね。


喜望 今アンサンブルっていう劇研内の劇団がなくて、(2020年度は)脚本家入会というものをやり、脚本家が入ってきたことによって、ちょっと企画公演ラッシュというか、みんな企画公演打ちたい!ってなってて、結構バチバチしてる感じはある。


 そうね、(19とは)違うバチバチがね、ある感じがする。


喜望 みんなでやってこうっていう感じもありつつね。「この企画やりたいから、私はこっちで協力するからこっちやらせてよ」みたいな、いい感じの駆け引きが生まれてて、いいなーって。いやー、残っててよかったーってめちゃめちゃ思う。


 それはほんとにそう!


喜望 やっぱそうだよね!


 いやーおもしろいわ。



―次の新人に求めること、期待することは?


喜望 次の新人にこれを求めたいっていうのは、やっぱ人数が多くなってくるから、自分から率先して動くんだ!っていう人たちが集まってくれたほうが嬉しい。


 そうだね。


喜望 もちろん下につくのも大事だけど、人数多くてね、そうなってくると、人間の心理的にサボるみたいなことが生まれちゃうと思うから。そうじゃなくて、もう他の人の仕事奪っていくぞ!ぐらいの。


 そうだね。(年代が)下だからとかあんまり考えないでほしい。自分も一員なんだぞっていう自覚を持って、ちゃんと動ける人がいてくれたら。


喜望 先輩に譲りますーとかじゃなくてね。私の方がおもしろいんでっつって来てくれる人の方が、おおって目を惹かれるものがあるし、いいなって。


 そうだね。


喜望 向上心を持って、自分で自分についてちゃんと探求して、自分はこういう人間なんだっていうのを発信してし、エチューダーの遼太郎から見たおもしろいってなんだろうとか、自分にとってのおもしろいってなんだろうっていうのを、自分から探していけるようになってほしいし、 新人訓練というものがそういう空間であってほしい。


 そうだね。


喜望 本当に受け身だけじゃ嫌だから。


凜 受け身だとここじゃ何も生まれない気がする。


喜望 ほんとに何も生まれないね。みんなプロじゃないし。


 そうね、ほんとに。


喜望 自分が掴みにいくんだっていう。身体系のメニューとかも、自分の身体について知れる滅多にない機会だと思ってて、もちろん家でもストレッチとかしてて自分はここ硬いなーとか思うことあるけど、ゼロ歩行とかの身体稽古で、「あっ、自分のフラットな姿勢ってこれなんだ」とか、「こういう風に動けば綺麗に見えるんだ」っていうのを考えるのが結構楽しいし、そこに楽しさを見出せるようになったらどんどん成長してくんじゃないかなって思ってるなあ。


 自分のおもしろさって自分しか発見できない。他の人のやり方じゃ絶対発見できないから。自分はこうやったらおもしろいんだぞっていうのを、自分で考えて自分から出していかないとわからないから。マニュアルがあるわけじゃない。やり方は、その人のやり方しかないから。それを考えて見つけていってほしいなあと思うね。


喜望 癖とかね、すごいわかるからね。ここ力んでるとか、口癖とかもわかるし。自分は人の話聞くとき、そんなに理解してなくてもめっちゃ頷いちゃう癖がある。それも人にいじられて発見するとか、自分と向き合っていく中で発見するとかあるから、その辺がおもしろいなって。


凜 自分は恨みが感情を爆発させる原動力になることが多い。ここで初めて自分はそういう人間なんだなってわかったりする。役者をやってるとき、そういう自分の思考の癖を知っているからこそこの役は自分と違う思考回路を持っているんだなと気づくことができるからすごく学びになってるなって思う。



スタッフワークに関して

―劇研に入る前にスタッフワークはやっていた?


 やってないね。


喜望 実際やってはない。けど、自分は高校演劇をやってて、ちょっと、高校が特殊というか、大きい講堂、大きいホールみたいなところがあって。そこで文化祭は演劇部が仕込みとかやらなきゃだったから。その時にちょっと触ったりしてたけど、仕込み図描いたりとかそういう専門的なところまで踏み込んだことは全くなかったから、踏み込んだ部分は、ここに入っていろいろ教えてもらってっていうのが初めてだったかな。


 私はもう演劇自体もやったことがなくて。もともと、音響も制作も別にやる気があったわけではなくて、舞台観るのが好きだったから興味はあったんだけど、全然スタッフに手を出そうとかは考えてなかったかもしれない。


喜望 私も、もともとは役者やりたくて入ったんだけど。劇研でやっていく中で公演を作るときには、役者も舞台作業とかスタッフをやるっていうのが劇研の特徴だから。まあその中で何かやるなら、照明興味あるなっていうのでかじり始めて、この間、配信の公演(早大劇研“再生”企画公演「サンカク」)で、初めて照明チーフを務めて。やってみたら楽しかった。 最初はやっぱ役者いいなーとか思ってて。でも、なんかやってみると凄い奥深い。それは全部に言えちゃいそうだけど。仕込み図描くのもこう描いた方が効率的だとか、このフェードはこの時間使った方が印象が変わっていいなとか、ちょっとした工夫で舞台の見え方がこんなにも変わるんだっていうのをやってく中で知ってった。照明っておもしろいんだっていうのを、やってみてわかった。


凜 本当にだいぶ舞台の印象変わるもんね。私は制作自体にはもともと興味がなかったとはいえ、小劇場の演劇を観るときに、SNS でこういう情報発信すればいいのにとかそういうことを思うことはよくあって。あとは実際に制作さんのお仕事を見たりして制作にちょっとずつ興味が湧いてきて。それで、劇研出身の劇団の公演に制作の補佐としてつかせてもらったりして、経験を積ませてもらって、「サンカク」で初チーフ。でも難しいなーって思った。


喜望 ずっと悩んでいる姿を見てたからな、一緒にやってく中で。


凜 できると思ってたのにうまくいかなくて悔しいなってことがいっぱいあった。でもすごくやりがいもあったかな。制作って主宰ほどではなくてもいろんな責任をいっぱい持ってる、少なくとも劇研の公演の制作は。今の時代はコロナ周りの対策とかいろいろ考えなきゃいけないし、制作の動き方次第でいろんなまずいことが起きてしまうかもしれない。とはいえ、責任を負えることって幸福だなとも思った。


喜望 いや、実際そうだよね。


凜 もともと20に興味があって、応援したいって気持ちがすごいあってさ、そのために制作がんばってるみたいなところがある。だから、20がいっぱい出る、初舞台の人も結構いる「サンカク」に、こういう責任を持つ役職として関われたことがすごい嬉しいなあと思って。


喜望 うんうん。それはね、めちゃめちゃ思うね。


 めちゃめちゃ思う。


喜望 結局ね、なんかこう言うのちょっと気持ち悪いけどさ、20好きなんだよね笑


 うんうん笑


喜望 凜もそうだと思うけど。なんか役者として出たい気持ちもあるが、20が役者としてやるっていう中で、下支えというか、スタッフとして協力できてるっていう状況がめっちゃ嬉しい。


 嬉しいね。嬉しいよね。


喜望 スタッフさんってそういう心で動いてるのかなって思った。


 確かに。


喜望 スタッフさんって、その役職をやりたいからやってるっていうのも、もちろんあるだろうけど、この人たちが好きだからやってるっていう。特に制作さんがそういうイメージある。


いやーほんとに。マジで、サンカク、観てほしいなあ。



―照明・音響・制作で重要なことは?


喜望 それこそ「サンカク」の照明チーフを通してめちゃめちゃ思ったのは、まず作品をちゃんと観る、ちゃんと知るっていうことかな。まず、脚本とか通しを観て、このシーンはこういう状況だからこの明かり入ってた方が心情的に舞台の雰囲気が伝わるなあとか、そういうのを予め想像しておいて吊込みをやるっていう段取りがすごい大事だなって、めちゃめちゃ思った。事前勉強というか、事前準備が重要だなって。


凜 うん。通しを観たりして作品を知ることの大切さは特に音響では痛感したな。もちろん制作もなんだけど。音響って、爆音で流せちゃえれば楽しいんだよ。でもそれが合うものと合わないものがある。芝居に合わせて、ここはこういうシーンだから、こういう目的だからっていうのを考えて、音量とかを調整しないといけないなって。そこが難しいし、お芝居の一部だなって思った。


喜望 音響とか照明で邪魔はできないからね。もちろんエンターテイメントとなってくるとそっちがメインというか、爆音で流れてた方がいいっていうのもあるけど、(基本的に)お芝居の邪魔になっちゃいけないから。


 うんうん。


喜望 役者を活かせるようなものを作るには、結構事前準備が必要だなって思ったな。やってみてわかった。


 ほんとに、やってみんとな。


喜望 うん。やってみてわかったことがいっぱいある。


凜 うんうん、ほんとにそう。制作の重要なこと……なんだろうな。まだ制作の 「せ」の字も理解してない気がする。でも、私はこの作品を観てほしいっていう気持ちはないとしんどいし、そういう気持ちがあるからこそ、じゃあどうやって観てもらえるかなっていうのを考えやすくはなるから、それはすごい大事だなあと思ってる。あとは、普段Twitterとか広告とか見てる時に、これはどういう目的でこういう情報を発してるんだろうとか、そういうのをずっと考えてるかな。

あれ、そもそも制作さんの仕事内容ってそんなに知られてないよね。


喜望 いやわかんないと思う。制作さんって聞いて、最初何するんだろう?ってなったから。


凜 そうだよね。私も最初知らなかったもんな。大体の業務は、SNS運用を含む広報、チケット管理。お金の計算とかをやる会計。あとは当日、受付やったりもする。最近はコロナ関係も制作さんが担ってるイメージがあるな。コロナ対策ガイドラインとかね。


喜望 名簿書いてもらったりとかもね、誰がこの時間にいたかを把握とか管理しなきゃだから。


凜 うん、そうね。いざという時、何かが起こった時に動けなきゃいけない存在だなって思ってる。怖いな。


喜望 確かになあ。照明だと公演中止になったら中止ですっていう連絡をいれるとか、すぐやることは限られてるけど。


 いざってことが起こらないように、ちゃんと準備はするんだけど、どうしたって起こるときは起こる。そのときにじゃあどういう対応を取ろうかっていう事前準備をしたり、こうしようって冷静に判断して即座に動かなきゃいけない。そういうことができる制作さんがかっこいいなって思うから、そうなりたい。そういう制作さんでいれたらいいな、そうなります。責任がでかいからこそ、そういうのができる制作さんはスーパーかっこいいなって。だから、やりたい。憧れる。


喜望 制作さんね、かっこいいなとはめちゃめちゃ思う。現場で動いている姿とか見て、はあ、かっけえって。


 制作さんはすごい。すごいなと思います。頑張ります。


喜望 照明、特に「サンカク」においてだけど、それで思ったのは、3作品同時にやるわけじゃん。で、同じ舞台使って、照明の吊り位置も変えられないわけじゃん。だから、どう流用しようって。


 難しいよね。


喜望 難しかった。同じもの使ってるなとは思わせたくないからさ…。それと、映像だけになっちゃったじゃん。映像と生で観るものって全然違って、カメラの調整をやっていただいたときに、「白飛びしてますね」っていうことが結構あって。生で観てたらこの光量がいいけど映像だと違うんだってのがね、めちゃめちゃ思った。


凜 音響もそうだったな。機材的な適切な音量があった。それこそ何も考えずに爆音にすると音が割れちゃう。


喜望 だからそうなんだよね。映像配信で届けられるってのはめちゃめちゃ嬉しいし、それいいなって思うんだけど、やっぱ生が好きだから。違うなあって思った。


 違うねー。


喜望 生で届けるものと、映像で届けるものとで、照明も音響も違うし、その熱気とかも全然違うし、早くコロナ明けろって感じ。コロナを滅したいですね。


 滅したい。本当に、マスク外して稽古がしたい!


喜望 したい!本当にそう!ちゃんと顔見て話したいもん。今はマスク。


 コロナ明けていっぱいおしゃべりしたいよね。


喜望 会食したいけどね、今はできない。しょうがない。しょうがないって言葉で済ませたくはないけど。うーーん、もどかしい!


 もどかしい!



最後に

―役者・スタッフ通して今の劇研に必要な人材は?


喜望 そうだね。さっき言ったところで言うと、役者もスタッフもどっちもやっぱ率先して動いていける人っていうのは1つ、ほしいなあっていう人材で。劇研はそれこそ外部に委託することもあるけど、基本的に自分たちで舞台を作るし、自分たちでスタッフもやるしっていうのがあるから、どっちも興味あるっていう人の方が楽しめるだろうなとは思う。でも役者だけやりたいですって人も、もちろん来てほしい。


凜 今は劇研に入ったときからスタッフをやるぞってモチベーションの人はあんまりいないよね。でも、もちろんそういう人にも入ってきてはほしいな。


喜望 いると嬉しい。


凜 劇研はいっぱい機材を持っているし、アトリエ(←劇研が使用している稽古場兼劇場)を運用するのもおもしろいからね。役者かスタッフかに関わらず、アトリエがあるからこそ、劇研だからこそできることはいっぱいあるから。役者がやりたくて劇研に入ってきた人が急にスタッフをやりたくなるとかもあり。


喜望 役者志望だったけど、スタッフ経験したあと、スタッフの道に行くっていうパターンも聞くし。


 スタッフのおもしろさを発見してってほしいな。


喜望 めっちゃそれだね。発見だね、ほんとに。今聞いて、ああ!って思ったわ。劇研に役者として入った人も、スタッフやっていく中でいろいろ発見して、あ、これがおもしろいじゃんっていうものを見つけていってほしいし、スタッフやっててなんだかんだ損はない。


 そうだね。


喜望 まあ、時間を拘束されるというところはあるけど、照明をやってることによって。 ほかの演劇とか観に行った時に、「あっここのシーンこういう照明の使い方してるから、こう見えるんだ」とかわかるようになってくるから。それを次公演をやるときに演出の人と話して、このシーンでこの照明を使ったら、こういう風に見えるんじゃない?っていう提案ができるって思うと、役者としてだけじゃないところで作品に役に立てるって思えて、めちゃめちゃモチベ上がる。


 スタッフを1回やると見える景色が違うよね。


喜望 違うね。


凜 だからとりあえず1回やってみるのはおすすめです。


喜望 新人訓練が終わった後はね、役者としてじゃなくてスタッフとしてだけ動くってことも全然できるし、本当に自由にどっちもできるっていうのが劇研の魅力なので。役者として出る公演もあれば、スタッフとして関わる公演もあるっていうのがね。


凜 絶対にこれをやってねっていう縛りもあんまりないもんね。


喜望 ないね。人数多くなったことによって、舞台作りの拘束期間みたいなものもだんだんなくなってきたもんね。


 新人訓練ぐらい?


喜望 そうだね。人が多いって嬉しい!


 嬉しい。だから割と思ったようにできるんじゃないんでしょうかね!!


喜望 そう思います!


川合凜さん、佐久間喜望さん、ありがとうございました!


全六回にわたる「劇研の声-対談編-」はこれにて終了です!

読んでくださった皆様ありがとうございました!過去の記事も気になるものがございましたらぜひご覧ください!


※5/17以前に撮影を行いました。


 

【劇研の声-対談編-(全六回) 一覧】


●第一回「2020年度新人×旧エチューダー」


●第二回「演劇未経験者×演劇未経験者」


●第三回「演劇経験者×演劇未経験者」


●第四回「旧人×新エチューダー」


●第五回「役者入会者×脚本家入会者」


●第六回「音響・制作経験者×照明経験者」

 

【早大劇研2021年度新人募集】

18歳以上100歳未満。

大学、所属、経歴、一切不問。

例年の入会までの流れ、新人訓練などについてはこちら

今年度の入会意思決定日は6月下旬(予定)。

※今後の状況により、さらに延期される可能性もあります。

最新情報を要チェック!

新人試演会は9月5日(予定)。


5/21,6/10〜6/13のお試し稽古の中止、入会意思決定日の延期に伴い、

今後オンラインでのイベントを実施する予定。


最新情報は早大劇研公式Twitterで随時公開。

 

※映像配信のみとなっております。

配信チケット販売中! 現在配信中です!

★★★ 5/30(日)までとなっております!★★★


【早大劇研“再生”企画公演『サンカク』】


サイカイ、カクサク、カイサイ。

“再生”などと大仰な看板を掲げて打ち立てる4年ぶりの企画公演。

参画するは三人の脚本家。

「だれが一番おもしろい演劇を作るか。」

実績なき原石たちのイス取りゲーム、いま開幕。




閲覧数:462回0件のコメント

留言


bottom of page